ゆとりと8月

あっと言う間に8月が終わったね。

ツイッターでは、8月行かないでって声が多く見られるけど、わたしは9月が好きだから、来てくれて嬉しいと言う気持ちの方が大きいな。

 

8月はわたしの人生の中での1つの大きな出来事があった。それは、新卒として入った仕事を辞めたこと。

もともと法律に携わる仕事がしたかったって話は前に書いた通りなんだけど、それを実行したのが8月。

 

もちろん上司にたくさん辞めることをとめられた。もっと色んな経験を積んでから辞めてほしい、もっと一緒に働きたい、そんなことをたくさん言われた。

けれど、意志が強いのか、頑固なのか、辞めると言う決断を曲げなかったゆとりちゃんは8月31日付でお仕事を辞めました。

 

就活の時に最初からそのやりたいお仕事に就けばよかったのにって思うひともいるかな?思ったひと挙手!まあ、その話は後々しようかな。

 

9月は新しいお仕事が始まる。新しい環境に不安でいっぱいだけど、楽しみの方が大きい。

やりたかったお仕事がやっとできる。学びたかったことをもっと学べる。最高じゃんか。

 

がんばるよ、わたし。

 

ゆとりとピアノ

 

ピアノの話。

 

わたしはピアノが弾ける。

じゃあなんか弾いてって言われたら、それはそれですぐにはもう弾けないんだけどね(笑)

3歳から中学を卒業するまではヤマハ音楽教室のグループレッスンに通っていて、それと並行に小学4年生から高校卒業するまでは別のところで個人のレッスンにも通っていた。

大学に入ってからは習うのを辞めてしまったけれど、軽音楽部に入ってキーボードとしてバンドをやってたから、鍵盤からは離れることがなかった。

 

ピアノが弾けるから、もちろん音楽の行事や式典ではいっつも伴奏者だったな。全然嫌じゃなかったし、寧ろ任せてもらえることがすごく嬉しかったし、周りからもわたしといえばピアノだって言われるくらい、自分の中でもピアノの存在は核の部分となっていた。

 

特に思い出に残っているのは、中学の合唱コンクール。わたしは3年連続で、自由曲の伴奏者をやったんだ。これは立候補だけどね。

 

合唱コンクールに、「 伴奏者賞 」っていう各学年ひとり選ばれる賞があって、わたしはどうしてもそれが欲しかった。

欲しかったから毎日毎日練習した。必死こいて練習した。腱鞘炎にもなったよ。当時バドミントン部なのに手を壊すというね。あちゃ〜。

 

1年生は、伴奏者賞をもらう事が出来て、すっごくすっごく嬉しかった。名前を呼ばれた瞬間、友達も一緒にワーッと喜んでくれてもうほんとに嬉しかったな。

でも、2年生と3年生は、取れなかった。隣のクラスの、成績学年1位で運動も出来るスーパー優等生の女の子が2年生も3年生も取ってったの。

確かにその子は、すごく上手だった。ミスもせず完璧に弾きこなす。正直、神様なんか色々その子に与えすぎじゃない?って思ってしまったし、わたしは悔しかった。自分の練習不足だと、過去の自分を恨んだ。それと同時に、ピアノなんて向いてないから辞めちゃおうかな、そんな思いが脳裏をよぎった。

 

中学3年生の合唱コンクールも終わって、高校受験も控えてたことから、鍵盤に触る時間がぐんと減ってしまった。習ってはいたけど、弾いていてもあまり楽しくなかった。その頃は、ああもう辞めるんだろうなって思っていた。

 

高校受験も終わって、卒業式ももうすぐ。卒業アルバムが届いたら、やることあるよね。そうそう、寄せ書きもらわなきゃ!

わたしは職員室に向かい、音楽の先生のところへメッセージをお願いしに伺ったの。

 

そしたら音楽の先生が、とある言葉を書いてくれて。その言葉が、これからもピアノを続けようと思わせてくれて、今でもわたしがピアノを弾く原動力になっているし、宝物の言葉。

 

「 あなたのピアノは、誰よりも優しく暖かかった 」

 

ミスもなく完璧に弾き切るのもそれはカッコいい、けれど、ピアノの暖かさを忘れないでいて、と。

 

この言葉を忘れない限り、わたしはこれからも鍵盤と一緒に生きて行くと思うんだ。

 

 

 

ゆとりと法律

好きなもののはなし。

わたしは法律が好きだ。こんなこと言うと不思議がられるんだけど、好きなものは好き。

 

中学2年生の時に嵐にハマった。担当だっけ?は、翔くん。とにかく好きだったな。

当時、翔くんは「 特上カバチ!」というドラマの主演をやっていて、翔くんが大好きだったわたしはもちろん毎週欠かさず観てた。見習い行政書士の役で、あだ名がゆとり。

そうそう、ツイッターの由来はここからきてるんだけどね。

見習いだから資格はまだないなか、困っている人を一生懸命に助ける翔くんがかっこいいのはもちろんだけど、それよりもわたしは人を助け律する法律という存在にぐんと興味を持ったんだ。

このとき、法律を勉強しよう、法学部に行こうって決めたんだよね。中学生のとある冬のある日の話。

 

それから高校を卒業して無事に法学部に進学することができ、4年間それなりに法律を学べた。すごくすごく楽しかったよ。

特にわたしは民法を専攻していて、ゼミは民法に関する最高裁判所の判決を学ぶゼミに入ったの。

これがまたすごく面白くてさ、いろんな事件があるんだなあ、と。ひとつわたしが印象に残っていて、話しやすい判決の話をしようかな。

 

Aさんは車を運転していたら、前を走っていたBさんの車に追突しちゃったんだ。もちろんここで損害賠償が発生するんだけど、Bさんは普通の人よりも少しだけ、首が長かったんだよね。それが原因で首に負ったダメージがすこし酷く、治療費もかかり、損害賠償額が増えてしまったんだ。

Aさんは「 いやいや、Bさんが首が長いせいで損害賠償額が増えるなんて、おかしい!そもそも前を走る人が首が長いとか思わないじゃないか 」と主張。

条文で言うと民法722条の2項。過失相殺。

この722条の2項は、わたしが卒業研究で扱った条文でもあるんだ〜。

 

まあ確かに、他の人がAさんと同じ状況で同じ事故を起こしたとき、相手の首が平均的な長さだったら損害賠償の額はって考えたらその主張も分かる。

結果裁判所は、Aさんの主張は認めなかったんだけどね。「 身体の特徴を理由にして損害賠償額を定めることはできない 」と。

わたしは裁判所に賛成。みんなはどう思う?

賛成か反対かをゼミでも議論してて、みんな色んな観点から考えていて、意見を言い合って楽しかった。

ほんとは裁判所の偉い人がもう少し詳しく言ってるんだけどね。すごく有名な判決だから、気になる人は「 首長事件 」で調べてみると詳しく出てるよ。

 

こんな勉強を4年間していて、お仕事も法律に関わるお仕事をしてるよ。してるというか、来月からするよ。

好きなものに携わる仕事ができるのはいいことだって思いたい、がんばろう。

 

 

まとまりもなく、オチもなく、だらだらつらつらと書いてしまったけれど、そうなんだふーんって思ってくれてたら嬉しいかな。それでは。